世界をめぐる段ボールとワンダーランド伊勢丹新宿店

6月28日から始まった新宿伊勢丹店での催事「日本のものあわせ」も先週の7月4日で無事終了いたしました。

たくさんのお客様にお越しいただき、さすが日本一の百貨店の実力を垣間見ることができました。

私が実際に新宿店の店舗に立たせていただいてわかったことは、ただ立地がいいからだとか、昔からのお客様の引き合いがあるからとか、そんなことだけで日本一の売上という結果を出しているわけではないというのがしっかりとした重みをもって感じられたことでした。

いったいどれほどの努力を重ねているのだろうか。

そう考えると恐ろしくなるような売り場でした。

会期中に朝早くまだ開店前の各フロアを見て回ったのですが、ほんとうに素晴らしい。

階によってまったく違った雰囲気でまとめられ、こんな什器に並べてもらえたら商品も幸せだろうなと思うような個性的で、わくわくするような売り場でありました。

まさに小売のワンダーランドです。

また来年もこの場に戻ってきたい!との思いを強くして伊勢丹新宿店での催事を終えました。

 

大阪に帰ってからは大丸札幌店でご注文いただいていた最後の商品を仕上げようやく昨日発送しました。

そして伊勢丹新宿店でいただいたご注文にもさっそくかかっていきます。

7月は催事には参加せず、8月の前半まで製作と仕込みの日々を送ります。

8月16日からは大丸心斎橋店にて、そして8月30日からは大丸福岡天神店での催事に参加します。

 

通えたりする場所はまだマシなのですが、遠隔地での催事につきものの悩みは宿泊施設や交通手段、そして商品の発送、搬入、搬出といったものがあります。

なるべくなら経費は抑えたいものです。

ですから宿泊する施設や交通手段は安いに越したことはありません。

商品の発送についても送料を少なくするために送る商品が少なすぎて早々と売り切れてしまっては売る機会を逃すことになりますし、送りすぎても運賃が無駄になります。

悩ましいところです。

伊勢丹新宿店の時は段ボール箱4箱分でのぞみました。

今までの催事から考えて決めた量でした。

色によっては売り切れた商品も出てしまいましたが程よい量だったのかなと思っています。

そして運送に使う段ボール箱、福岡に発送するにあたって、ちと悩み中なんです。

 

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この段ボール箱たちは、まず大阪と銀座を行き来し、そして大阪と札幌を行き来し、今回大阪と新宿を行き来しました。

それなら福岡にも連れて行ってあげるべきではないのか。

段ボール箱代をケチる訳ではなく、ここまできたら彼らに全国津々浦々を見せてあげるべきではないのかという変な責任感みたいなものが芽生えています。

ただ、途中で崩壊してしまわないかどうかが心配なんですが・・・。

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ポップアップイベントにむけて @伊勢丹新宿店

今月末6月28日から7月4日まで伊勢丹新宿店にてポップアップイベントに参加してきます。

先日の大丸札幌店でのポップアップイベントでご購入いただいたき在庫のなくなったものなど鋭意製作中です。

 

こちらは商品の顔というか人間でいうと「眼」にあたる箇所で商品の出来栄えを左右するところです。慎重に丁寧に縫っていきます。

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弊社の商品はステッチに特徴があります。

パーツをまとめて鞄に仕上げます。

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この商品はパターンを頑張りました。

サイトやオンラインストアにはまだ反映させていませんが、いろいろご覧になっていただきたい箇所がもりだくさんです。

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側面のマチの「風景」。ふくよかさを出しながら野暮ったくならないよう。
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上から見るとこんな感じです。

内装生地は贅沢ですがピッグスキンを使用しています。

ピッグスキンを使用するメリットとして高級感を演出しやすい。

そして色数が豊富に揃っていることです。

今回はこんな色を選択してみました。

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いろいろやってみたい、形にしたいと考えていることはたくさんなんですが、残りの時間でなるべくまとめることができればと思います。

 

TAMURA ポップアップイベント

平成29年6月28日(水) 〜 7月4日(火)

伊勢丹新宿店 5F

ぜひお待ちしております。

「日本のものあわせ」@大丸札幌店 無事終了です

大丸札幌店での催事「日本のものあわせ」、無事に終了いたしました。

29組の作家・ブランドが一堂に会した大がかりなイベントでした。

今回のような催事らしい催事は初めてでしたので、とまどうこともたくさんありましたが他の出展者の方にもいろいろと助けていただきなんとか最後までやりきることができました。

私たちはあくまでお客様に商品を提供する側ですが、ひょっとして得るものの方が大きかったんじゃないのか!?と思わせてくれる、そんな催事となりました。

普段、同じ革製品を扱う同業者との付き合いはあるのですが、別のジャンルのものづくりに携わる人たちと接する機会はなかなかありません。

苦労話や情報交換、そしてアドバイスとどれだけこれからの糧をいただけたことか。

札幌の人や風土についてもそうです。

初日の手応えの無さから先が思いやられる・・・と落ち込んでスタートしたものの、会期中また来てくださったお客様も何組もいらっしゃいました。

優しくてちょっぴりシャイな人が多いのかなと思いました。

建物はほんとにことごとく「でっかいどう」でしたし、空が広く会期中の天気にも恵まれいい印象しかありません。

出展者の先輩で「開催国」を拠点に活動されている方がいらっしゃったので、食のガイドもいたれりつくせり!おかげで体重を増やして大阪に帰ることになりました。

大丸札幌店での今回の催事が定例化することになればぜひとも次回もエントリーできるようにさらに精進していかねばという思いです。

鞄の注文も何点かいただけましたので、すこしでも早くお客様のもとへと届けることができますようさっそく製作に入っていきます。

ありがとうございました。

そして6月は伊勢丹新宿店での催事です!

日本のものあわせ @大丸札幌店

いよいよ大丸札幌店での催事『日本のものあわせ』が17日から始まります。

 

「日本のものあわせ」

2017年5月17日(水)~22日(月)

10:00~20:00(*最終日は18時閉場)

大丸札幌店 7階催事場

 

そして大丸札幌店様が専用サイトを作ってくださいました!

「日本のものあわせ」

こういう取り組みは嬉しいですね~。

われわれのモチベーションを高めることにもつながります。

あさっての方向を見つめる私の写真も載っています。。

どうぞよろしくお願いいたします。

悲しいサヨナラ

私はいわゆる革製品の職人です。

仕事について説明する機会があったりすると、「手に職をもっているってすごいですね〜」と言ってもらえることがあります。

ただ、やっている本人としてはどこかこそばゆく、そしてじつは非力感を抱くこともあったりするんです。

たとえば革製品が、ばん!と置かれていて、これ私が作ったんですよね〜って言う場合。

それってなんだかすべて自分の力で仕上げたんだぜという自負が見え隠れしているような気もします。。

はたして、そう自信満々に言えるものなんでしょうか。

まず牛革だったら牛を育てる人、その革を鞣して私たちが使い易い、使いたくなる状態に加工する人、そして革の加工地が遠隔地ならばそれを運送する人、その革を切ったり貼ったり縫ったりするための包丁やボンドやミシンなどの道工具を製造する会社、電気を供給してくれる会社、そしてこうして宣伝するためのサイバー空間を整備してくれる人。

大雑把に言ってもこれだけの関係者がいて、細かく見ていけばもっともっとたくさんの人たちが関わっていて、それぞれがいろいろ高度に組み合わさって最終的に(ここでは)革製品へと結実します。

あるいは、作りたくて作っているように思えて、じつはみんなこれが欲しいんじゃないかな?というような欲望の(勝手な!)先取りで私が製造「させられてる」ともいえるわけです。

というふうに考えると革製品ができたとしても私が関わっているのってほんの一部だよなーと思ってしまうのです。

 

先日、革屋さんにある革を発注したら、「その商材は在庫限りで廃盤になるんですよ」、という連絡をもらいました。

いくら製造する腕があっても、そこに関係する業界が正常に機能してても、素材がないのであれば作れなくなってしまいます。

もちろん別の種類の革を用いて作ればいいだけなんですが、この表情はこの革にしか出せないということもあってなかなかせつない話です。

たとえばお気に入りの飲食店があったとしましょう。

が、近々閉店してしまうということになったとします。

あなたはもっとたくさん通っておけばよかったと後悔します。。

発展的な閉店ではないのなら理由は想像できそうです。

駅から遠く不便だった。味はよかったが値段が高い。スタッフが少ないのでいろいろと不便だ…、とかとか。

今回の廃盤になる革についてもさまざまな理由はあったのでしょう。

私はと言えば、価格が高かったためそう頻繁に注文できるものではありませんでした。

しかしながらいい部位はとても素晴らしい表情をした抜群の商材でした。

ただ、使えない箇所も多く廃棄せざるをえない無駄な部分が多い。

そういう商材でもありました。

そうなってくると出来上がった商品にはそうした無駄な部分を廃棄したとしても成り立つような価格設定にしないといけません。

多くの人にとっては値段が高いから買うのではなく、やっぱり価格が安いほうが好まれます。

そうなるとあんまり使い勝手の良い革とはいえないので、商材としてのポジションは危うくなります。

こういった淘汰は今に始まったことではなく昔から繰り返し起こってきたのだと思います。

ただ、革を鞣すにはタンナー(革を鞣す工場)ごとにさまざまなレシピが考えられていて、このままこの商材のためのレシピは埋もれていってしまうのかと思うと悲しくなってしまいます。

じつは今度大丸札幌店さんでの催事で新商品のロールペンケースを販売する予定なんですが、それにぴったりの革だったんです。

売り切れてしまえばこの革を用いたロールペンケースはもうおしまい。

残念ながら別の革をまた探さないといけません。

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「ファストファッション」ということが言われはじめてもう久しいですが、まだ十分人気のようです。

私も嫌いではありませんし、否定するわけでもありません。

ただそれ一辺倒になるのはちょっと寂しい。

ある洋服ブランドのデザイナーが昔新聞のインタビューで語っていました。

ファストファッションを成立させるシステムは、「どこかで誰かが泣いている」というようなことだったと記憶しています。

効率よく製造を進めてはやく安く消費者のもとへ届けるということは、実現できればそれはもちろんすばらしいことだと思います。

製造業としてそれは目指すべき一つのゴールです。

ただ、そこを熱心にめざすあまり、私たちの製造(だけに限った問題ではありませんが)にまつわる業界に何らかの無理強いをしてしまうのなら、それはやはり一度立ち止まらないといけないのかもしれません。

そしてはやく安く、ということが最強の価値観のように人々に浸透してしまうのも残念なことです。

もうちょっと廻り道のような、一見無駄のような、でもそこからいろいろなものが垣間見える瞬間を愛でるような雰囲気が醸成される、そんな時代になるといいんですけど。

4月・5月のお知らせ

4月・5月はイベントに参加します。
たくさんの方にTAMURAの商品をご覧になっていただければと思います。
ぜひ足をお運びください。

 
4月は松屋銀座さんにてポップアップイベントを行います。

TAMURAは5F紳士鞄売場にて出展いたします。

平成29年 4月12日(水)〜 4月17日(月)

松屋銀座店 5階紳士鞄売場

 
5月には大丸札幌店さんにて「日本のものあわせ」に出展いたします。

平成29年 5月17日(水)〜 5月22日(月)

会場 大丸札幌店 7階催事場

 
両イベントともに店頭に立っておりますのでぜひお話ししましょう!

お待ちしております。

謎は解き明かされるものである。

前から、なんかしっくりこないなぁー、、と思ってたパターン製作上での疑問が解明されました。

それまではコンパスとかを使ってわざわざすごくややこしく進めていたのですが、大先輩からのアドバイスをいただいてスッキリしました。

そういうわけでこの春からの「TAMURA」のパターンクオリティはさらなる発展を遂げることになりました。

ハレルヤ!

(さてどこのパーツのパターンでしょう)

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piccolo mercato 〜小さな市場〜

あけましておめでとうございます。

本日より始動しました。

今年はいろいろと進出を考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さっそくですが、年始早々イベントのお知らせです。

「piccolo mercato 〜小さな市場〜」

とき 2017年1月15日(日)11時〜17時まで

ところ La Panse(ラ・パンセ)

入場無料

 

ラ・パンセさんはイタリアン&BARのお店で大阪北新地にあります。

お店のオーナーの一人と私が知り合いだったことからこの話が始まりました。

北新地ですから平日が忙しく、忙しくない日曜・祝日は休業日設定になっています。

閉めている日曜日にお店を使って何か面白いことできないかなぁとおっしゃってて、じゃあ何人か集めて「市場」みたいな感じのものを実験的にしてみましょうかということになりました。

今回は私のほかに、陶芸家の方とフラワーアレンジメントの方もご一緒してくださいます。

それだけだとおもしろくないのでTAMURAではアウトレット品を出品しようかなと考えております。

使用するにあたっては何の問題も無いのですが、製作途中に汚れてしまったり傷がついてしまったりした商品やサンプル品なんかを出品できたらと考えています。

もちろん場所がラ・パンセさんでということですので飲み物やお酒、軽食なんかの用意もございます(別料金にはなりますが)。

もしお時間ございましたら北新地の雰囲気のあるお店にて催される不思議な市場にいらっしゃいませんか。

どうぞお待ちしております。

 

クリスマスイベントのお知らせ

街はもうすっかりクリスマスの装いですが、ギフトに鞄や財布等の革小物をお探しの方もいらっしゃるかと思います。

そんな方にとっておきのイベントをご紹介したいと思います。

大阪はキタのセレクトショップ ” VELISTA ”にて「TAMURA」のオーダー&即売会が開催されます。

VELISTAのonline shop

イベント告知のブログ

 

セレクトショップは良いモノをセレクトしてお客様にご紹介していくことがまず大前提です。

そこではバイヤーの商品を選りすぐる目利きの力が問われることになります。

VELISTAさまからお声をかけていただいて弊社の商品をご覧にいれたところ、他メーカーではできない特徴的な作りの箇所にすぐに気づいていただけました。

こちらからの説明も特にしないうちだったのでひじょうに感心したのを覚えています。

バイイングの手腕は信頼できると思いました。

そのようなお店に取り扱いしていただけるのは光栄なことです。

お時間ございましたらぜひとも足をお運びください。

素敵なアイテムであふれた店舗で素晴らしいセンスを備えたスタッフが出迎えてくれることでしょう。

商品の撮影をお願いしました。

昨日は商品の撮影をお願いしてきました。

そうです、いつもお世話になっているKOYA WORKSさんに撮影してもらいました。

撮影現場には立ち会ってもかまわないとのことですので、ご一緒させていただきました。

立ち会うのはなにもこんな感じで撮って欲しいとか細かく好みを伝えるため、ということではないんです。

基本的におまかせで、自由に料理してもらう方が美味しいモノが仕上がってくると思っています。

ただ、別世界の仕事は楽しくてその道のプロがやる仕事ってほんと見てて飽きません。

今は撮影しながらパソコンの画面上ですぐに画像が確認できますから、あ〜そうやって場面を切りとりますか!という具合にドキドキわくわくです。

あと、ひょっとしたらこれがいちばん重要なんじゃないかと思うのは、こちらでコントロールしようとして出来上がってくるものなんて底が浅いんだろうなということです。

お客さんにここをこだわっているんですーとかここを見て欲しいんです!といくらアピールしても反応はいまいちだったり、逆に作り手にとってはありふれた箇所であっても意外とお客さんは興味を示してくれたりとそのようなずれってけっこうあります。

商品に対する私の視線とカメラマンの視線を考えた場合、どちらがお客さんに近いのかと言えばそれはカメラマンの方ですよね。

だとすればカメラマンの視線( ≒ お客さんの視線)で対象をとらえてもらいそしてプロのカメラマンとしてのセンスとテクニックで切り取ってもらう。

作る側としたら商品に対する視線にはだいぶフィルターがかかっていますので、そういうのを取り払った裸眼で眺めてもらうとおそらく想像していたところを超えてくる良い絵が撮れたりするんじゃないでしょうか。

できあがりが楽しみです。

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