残念なお知らせです。
6月に開催予定の某サミットで国賓への贈答品の候補として弊社のレザートレーをリストアップさせてくださいとの連絡をいただいておりました。
なかなか量産できない製品ですので、いろいろと段取りを考えていたのですが、先日残念ながら選考から外れたとの連絡がありました。
候補に挙げていただいたレザートレーは”絞り”という技法を用いて革を成形するものです。
鞣し方によって違うのですが、革には水に濡らすと可塑性(たとえば、ぐにゃっと曲げるとそのままの形態を保持すること)を発揮するものがあります。
その特性を活かして木型に沿って成形し、乾燥させるとさまざまな形に仕上げることができるというものです。
革製のキャッシュトレーなんかで丸みを帯びたデザインのものはよく見かけるのですが、今回の製品ではエッジを効かせたシャープなデザインを目指してデザインしました。
Nijigamitoolさんのご協力もあり、形にすることができました。
選考には漏れてしまいましたが、よく考えてみたら、たくさんの素晴らしいモノがあふれている中で候補に挙げていただいただけでも光栄なことだと思います。
どこかで誰かが見てくれているんだと信じて、今回のことを糧に、さらに精進を重ねていきたいと思います。