刃型をつくってもらいました。

さて刃型ができあがってきました。
届いた箱を開封する時はいつでもどきどきです。
私にはできないプロの技を見せてもらえるのは楽しい瞬間です。
この刃型というのは同じパーツを何度も型抜きするためのもので、量産品のために作ってもらいます。クッキーを生地から型抜きするのと同じですね。

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この刃型の作り方が面白いんです。
まず私たち職人が作って欲しい刃型のパターンをおこします。
そしてスウェーデン鋼という自在に曲げられるカッターの刃のようなものでそのパターンをふちどっていくのです。
ザッツ手仕事です。
もちろんスウェーデン鋼を曲げて刃型を作るという工程は機械化されてもいます。
「機械彫り」なんて言い方をしたりします。

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(こういった細かいパーツや刃型を上下左右に置き換えてもパーツに正確に重なるといった精度を出す場合は「機械彫り」が必要になります)

ただその機械を導入するには多大な設備投資が必要です。
たくさんのロットで、ということでなければそのぶん刃型の値段も高くなる。
だからこそ職人さんがご自身の技で作ってくださるところがまだまだあります。

とはいってもこういった手仕事が多いような現場にもIT化の流れは確実におしよせてきています。
私は今のところコンパスや定規であーだ、こーだと考えながら手でパターンを切っています。
IT化をすすめている現場ではこの作業をパソコン上でイラストソフトやCAD的なソフトで描き、そのデータを刃型屋さんに送ります。
するとプロッターと呼ばれる機械でデータをもとに型紙を切り出してくれるわけです。
正確に早く。
もういいことづくめですよね。

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写真は今回私が手で切ったパターンたちです。

<ソフトで製図すると画面上で失敗や修正が容易に行える>
私は今でもやってしまうんですが、「あ、縫い代ぶんを入れるの忘れた!」てなことでせっかく切ったパターンが無駄になることもたまにあります。
そういうミスを減らせます。

<パターンを送らなくていいから送料がいらない>
これは言うなれば紙をわざわざ宅急便で送っているわけですから、なかなかもったいない作業です。

<機械がパターンを切ってくれるから正確である>
これは言うまでもありません。
じゃあいちいち手でやってないでソフト使えばいいやんという話ですが、、、

そのソフトについて使いこなすためにまたお勉強をしないといけないわけなんです。
忙しいと言い訳して逃げていました。
でももう逃げ切れません。
ということでブログに書いて逃げられないようにしました。

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